
写真展案内
子供の頃は自転車、今は車やバイクが遊び道具。ここではないどこかへ行くことが大人への階段を登ること。子供の頃は本気でそう思っていました。とっくに大人になった今も、未来への道を切り開くには、ここではないどこかへ行くことだと思っています。毎週のように仕事で新幹線に乗る生活が続いていた、ある日の夕暮れ、ぼんやり眺めていた車窓風景の中に、バイクで旅する自分が重なり、この風景を切り撮ってみたいと思うようになりました。撮り続けていると、形や色が混じり合う近景と止まる遠景。ぼんやりと眺めていた景色はファインダーの中で、ずっとみていたい景色に加え、自分を中心とした時間が写っていることに気づきました。全体を見ているようで、一部しか見えていない。視点を変えることで見え方も変わる。時間は平等というけれど、そうではない世界が広がっているようでした。 ストレスフルな現代社会で悩む多くの人は、目の前に起きることだけに集中しがち。時間の流れをコントロールすることはできなくても、流れを俯瞰することは出来るんじゃないか。
生きる速さって何?そんなことを考えながら撮影した作品です。
作品は新幹線を中心に、全国のJR,私鉄の車窓から撮影しています。
(出展枚数 カラー約35点)
【略歴】
2023 『My Automatism Life speed++ 』個展開催(シリウス:東京)
2023 創造のイノベーション 2023.September グループ展出展(RVG:東京)
2022 『My Automatism Life speed+ 』個展開催(同時代ギャラリー:京都)
2021 『Life speed』(旧名『紡ぎゆく時』)の個展開催(同時代ギャラリー:京都)
写真集『Life speed』を日英バイリンガルで出版(発行:同時代ギャラリー:京都)
2020 『紡ぎゆく時』 写真表現大学修了制作展にて発表(同時代ギャラリー:京都)
(医療系製品の発明者として2件目の特許取得)
2019 写真表現大学にて写真を本格的に学ぶ(写真が癒しになることを感じ、写真を始める)
写真作品『紡ぎゆく時』を制作開始
2001 ヨーロッパ 旅行中、絵画と街のデザインに興味を持つ
(絵画のメモに写真を始め、独学でデザインを学び、海外へ何度も出向く)
1991 医療系ソフトウェア開発へ転籍
1988 ソフトウェア技術者として働き始める(宇宙制御・ロケット系のソフト開発に参加)
1986 乗船中の事故により下船(コンピュータエンジニアを目指す)
1983 船員として働き始める(海外の街並みや文化の違いを肌で知る)
1982 航海士を目指し国立波方海員学校で航海術を学ぶ
1964 大阪に生まれる