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アイデムフォトギャラリー「シリウス」では、創作意欲あふれる若手写真家(39歳以下を対象)に作品発表の場として当ギャラリーの写真展枠などを提供する支援プロジェクト「プロキオン・フォース」を開催しています。 今回、南川恵利 さんの写真展を支援・開催します。
写真展案内
<めくる>
息子の写真を撮っていると、「あ、これ見たことある」とか
「なんか懐かしいな」と思うことがある。
幼い頃の私と息子が重なり、忘れていた記憶がぶわっと溢れ出す。
不思議なことにそれは、
幼い頃の自分を、空中から見下ろすようなアングルからとらえた過去の記憶なのだ。
これはなんなのだろう。誰の記憶なんだろう。
幼い頃の記憶を自分で再編成しているのだろうか。
忘れかけている記憶の掘り起こしが楽しいのだろうか。
あの頃の幼心を取り戻したいのだろうか。
それとも、この不思議な感覚の虜になってしまったのか。
「俯瞰で見ているあの映像は何なのか」を知りたい、ただの好奇心や探究心?
答えはまだでない。
2021年夏、まるで自分の記憶のページをめくるように、夢中で写真を撮った。
あとに残るのは、
ひたむきにめくった楽しさと、めくることで残りのページが少なくなっていく物悲しさ。
それは、夏の終りに感じる切なさと似ていた。
(出展枚数 カラー40点予定)
<南川恵利 略歴>
1985年、東京生まれ。2008年に慶應義塾大学経済学部を卒業後、アパレルメーカーで営業やMDの経験を積む。 その後、IT企業のweb広告コンサルタントに転身。結婚後は複数企業のコーポレート業務に従事しながら、2020年から写真を撮り始める。一児の母。 https://eriminamikawa.com