シリウスブログをご覧のみなさん、こんにちは。大型連休もまもなくですね
現在シリウスでは「物語、岩手の子どもたち」と題し、被災地の子供たちのありのままの表情をうつ国境なき子どもたち(KnK)写真展 2013として展示しています
震災の1ヶ月過ぎに、岩手を訪れ、避難所で話を聞きながら多くの方の表情を捉えてきたハービー・山口氏。
震災から2年、今までの風景や生活環境ががらりと変わり、仮説住宅での暮らしを余儀なくされている人々も未だ多い。
訪れるたびに、震災を過去のものとして風化させたくないという声が多く聞かれる被災地。
悲嘆にくれるのではなく、カメラに向かってほほ笑む子供たちに、前を見ていくかすかな希望を見出し、足を運び続けていくという。
幼少期の孤独や絶望の記憶が、写真を通じて希望を見出していく姿勢に繋がり、「人を人が好きになるような写真が撮りたい」という思いは、カメラを手にした中学時代から今も変わらない。現在では引き寄せられるような偶然の出会いから多くの人との関わりを持ち、同氏の周りには人が溢れています。
著名な俳優やミュージシャンを前にしても、人と向き合う気持ちは常に変わらないのだそう。写真を通じて人を勇気づける、撮った人が幸せになるようにとの思いを込めて、シャッターを切る日々。
このカメラには希望がある、だからそこに向かって精一杯の笑顔を向けてほしい、それを見て多くの人が笑顔になるのだから。
写真の中にある自然体の表情を映す心得を聞くと「撮る対象が女性の時は、一瞬恋すること、男性の時は自分ができないことへ憧れをもって撮る」と話してくださいました。
ハービー・山口氏のファインダー越しに捉える優しく温かいありのままの姿から、私たちは琴線に触れるバイブレーションを感じることができます。5月8日までの開催でトークショーも予定されています。
月29日(月祝)14:00~ 写真家ハービー・山口によるギャラリートーク/司会:渡辺真理
※要申込 国境なき子どもたちE-mailへ kodomo@knk.or.jp
主催:国境なき子どもたち(KnK)
企画・構成:国境なき子どもたち(KnK)、FID/映像開発フォーラム
協賛:堀内カラー 協力:G.I.P.Tokyo
●開催期間:2013年4月25日(木)~5月8日(水)
●開館時間:10~18時(最終日は15時まで)
●休館:日曜日 (5/3~5/6は休館)
4月25日(水)開催初日には100名近い方がお越しくださいました。当日のパーティで話すハービー・山口氏。