シリウスブログをご覧の皆さま、こんにちは。
GW初日、まだご予定が決まっていない皆さまはぜひギャラリーへ
写真展を見て新宿御苑へ、そんなのんびりした休日はいかがでしょうか。
アイデムフォトギャラリー「シリウス」では
国境なき子どもたち(KnK)主催
「コヒスタン、瞬く瞳の中で ~パキスタンの子どもたち~」
期間:4月28日(木)~5月18日(水)
を開催しています。毎年恒例となっている国境なき子どもたち(KnK)主催の写真展。
今年はフォトジャーナリストである渋谷 敦志さんが撮影されたパキスタンの子どもたちです。
子どもたちの笑顔と強いまなざしがご覧いただけます。
5月14日にはギャラリートークも開催されますので、ぜひお越しください。(要申込)
「国境なき子どもたち(KnK)」はアジアのストリートチルドレンや人身売買の被害に遭った子ども、
大規模自然災害や国内騒乱で不安定な状況下にある子どもなど、恵まれない青少年を支援する NGO。
アジアの子どもたちと「共に成長していく」ことを理念に活動を開始したのが1997年、
現在の活動地は8カ国にまで広がっています。
活動地域の一つであるパキスタン北部の地域、コヒスタンにフォトジャーナリストの渋谷 敦志さんが赴き、
子どもたちや美しい自然、そして生活する人々の姿を取材撮影しました。
パキスタンの国土は日本の約2倍、人口は約1億7000万人にのぼります。
しかしながら、その内2500万人の子供たちが初等教育を終了できず、
学校に通ったことのない子供たちも300万人にもいるそうです。
2010年7月には集中豪雨に見舞われ大洪水が発生。
洪水被害は全土に拡大し、被災者は2000万人を超える大惨事となりました。
北西部の山岳地帯にあるコヒスタン郡は、洪水被害が深刻な地区のひとつ。
2005年の北部大地震でも被害を受け、その再建が十分に進まない中で、追い打ちをかけるように洪水が襲いました。
【右:会場入口あるパキスタンの説明 左:フォトジャーナリストの渋谷 敦志さん】
そんな状況で生活を営む人々でも、渋谷さんが撮影された写真には、
いつも子供たちや人々のいきいきとした表情がうつしとられています。
写真展では、学校に行けることへの喜びいっぱいの子供たちの表情や、
地震で倒壊した校舎の跡地で、いまだ青空授業を受ける子供たちの姿、
学校に行けず(男女別学で、女の子用の学校までは追いついていない地域もあるそうです・・・)、
学びたいと願う子供たちの強い眼差しがとても印象的です。
そして写真の下にあるキャプションでは、その状況の背景が細やか説明されており、
写真1点1点にストーリーがあることを感じていただけます。
5月14日(土)14:00から渋谷さんのギャラリートークが開催されます。
毎年立ち見が出るほど、多くの方々が集まるギャラリートーク。
お申し込みの上、お越しくださいますようお願いいたします。
お申し込みはこちら
ギャラリーのコミュニケーションスペースでは、国境なき子どもたちの活動や、パキスタンの子供たちが学校で使用している
筆記用具などもご覧いただけます。こちらもぜひお立ち寄りください。
平日・土曜は10:00~17:00まで(最終日は15:00)
※日曜および5/2(月)~5/5(木)は休館。
※当面のあいだ開館時間を1時間短縮させていただきます。
ご不便をお掛けいたしますが、何卒ご理解いただきますようお願い申し上げます。
皆様のご来場を心よりお待ちしています。
(この記事は望月が担当しました)