アイデムフォトギャラリー「シリウス」では
JPS7 写真展 「JPS7_2010 “my life”」
期 間:2010年9月2日(木)~9月8日(水)
を開催しています。
今回の写真展はJPS(社団法人 日本写真家協会)の会員20名の方々が出展しています。
JPSについては、7月に開催したJPS2010年 新入会員展 「私の仕事」での
記憶が新しい方もいらっしゃるのではないでしょうか。
2007年、縁あって(社)日本写真家協会の同期となった写真家の方々の内、
賛同を得た19名の方々が出展した、初のグループ展。
テーマはmy life。
写真家の「私事」とも言えるライフワークを基本に、
普段の仕事から離れた様々な個人的視点をお楽しみいただけます。
年齢もキャリアも、専門ジャンルも様々な職業写真家の方々。
縁あって同期となった方々に声をかけ、事務局として取りまとめられた
写真家の佐々木貴範さんにお話を伺いました。
■縁あって同期になった会員、でも個人活動が基本
2007年の同期とはいえ、入会の年度が同じだけであって年齢・キャリア・活動地域も
それぞれの写真家が51名。
その方々に声をかけ、写真展開催に至るまで中心となって活動された佐々木さんは、
そもそもの始まりは同期の新年会だったといいます。
新年会は、場所柄どうしても集まれる方々が限られてしまいます。
せっかくだから、参加したい人がみんな参加できるものはないかと検討した結果、
案の一つとして出たのが写真展でした。
新入会員展で幹事となった4名と、その他佐々木さんを含めた3名の方々が加わり
写真展開催に向け打合せを重ねたそうです。
2007年ということで、その活動もとをJPS7と名づけ同期の方々に声をかけたそう。
とはいえ、皆さんプロとして多忙な日々を送る方々。
基本的な連絡はメールで行い、有志の19名の方々で写真展開催が決まりました。
会場としてアイデムフォトギャラリー「シリウス」を決めたのも、
JPS新入会員展 「私の仕事」での展示歴もあり、
遠方の方々にも伝えやすかったという点もあったそうです。
同期であっても、横のつながりを持つ必要がない関係の中、
あえてチャレンジすることで各々が刺激しあいながら
活動を広げたいと語ってくれました。
■愛知・富山・長野・・・地域同様、色とりどりの写真たち
本来の目的のとおり、関東圏だけでなく色々な地域で活躍される写真家が
出展してる今回のグループ展。
その作品も、地域同様、風景、動物、人物と様々。
写真点数、大きさも写真家によって異なっており、
見ごたえある写真展となっています。
出展作品の明確なテーマは設定せず、大まかにmy lifeとしているそう。
これはメンバー各人が追求しているオリジナルなテーマ作品を一堂に展示することで、
プロの写真家同士がコラボレートする空間を創造したいと考えたからだといいます。
「今回は初回なので、額装やマットなどある程度はベースを決めて行いましたが、
今後はもっと写真家によって展示方法など個性を出せる写真展もできればと考えています」
と佐々木さん。
■ライフワークは家族
幹事を務められた佐々木さん、実は昨年アイデムフォトギャラリー「シリウス」で
個展を開催しています。
その時の展示は「鉄の町・釜石」、佐々木さん出生の地だそう。
現在も「釜石応援ふるさと大使」として活躍される一方で、
釜石の写真を撮り続け、8月もいさり火漁の撮影に行かれたとか。
その他にもある家族の結婚や出産、引越しなど節目ごとに撮影し、
30年間を目標にライフワークとして取り組まれているそう。
釜石も家族の写真にも共通している、
佐々木さんのライフワークの根幹は「家族」だといいます。
今回の展示は残念ながら別の写真ですが、
それぞれの写真家の方がそれぞれのライフワークとして
取り組まれている作品に改めて興味を抱きました。
いつかその展示をアイデムフォトギャラリー「シリウス」で見れたら!
とこっそり思いました。
佐々木さん作品の前で 入り口には「Exhibition Index」も!
19名のプロとして活躍する写真家の
ライフワークを中心とした作品の数々。
色とりどりの作品をぜひご覧ください。
平日・土曜は10:00~18:00まで、日曜日は休館です。
皆様のご来場を心よりお待ちしています。
(この記事は望月が担当しました)