稲垣徳文 写真展 「『Habitat』そこにある暮らし」

Vol.405  7月7日(木)~7月13日(水)

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17歳の時、ロンドンに行く機会に恵まれた。
髪の色も目の色も違う人たち。言葉も通じない、街並や食事も違う。
『一枚いいですか?』緊張感いっぱいの中、出会った人々に写真を撮らせてもらった。
晴れやかな天気に颯爽と歩き、おいしい食事に笑みがこぼれる。
そんな時、「ああ、同じ市井の一人だなあ」とほっとしたことを思い出す。
その後、仕事で海外を訪れるようになり、さまざまなところへ行かせてもらった。
都会の喧噪の中、自然環境の厳しい土地、洪水や寒波などの自然災害に見舞われたり、戦争の傷跡の残る場所もあった。
しかし、いずれの土地にもささやかな幸せを感じる瞬間があり、そこにある暮らしをモノクロフィルムで撮り続けてきた。年明けに訪れたオーストラリアで、渡航回数は100回に達した。今まで訪れた国や地域は50あまり。
数多くの機会を与えてくださったみなさまに、この場をお借りしてお礼申し上げたい。
(35mmモノクロプリント 大四つ切 50枚)

 

稲垣徳文(いながきのりふみ)略歴

1970年東京生まれ。法政大学社会学部卒業。『AERA』嘱託カメラマンを経てフリー。モノクロプリントに魅せられ3台の引き伸ばし機を所有する。これまでに訪れた国と地域は50あまり。写真集に『大陸浪人』、フォトエッセイに『旅ときどきライカ』(エイ文庫)がある。

 

  

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