隔月刊 『風景写真』 主催 「風景写真 Award 2010」 第16回前田真三賞および 2010年度フォトコンテスト 受賞作品展

Vol.377  11月4日(木)~11月10日(水)

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全国のアマチュア風景写真作家にとって憧れの目標である「風景写真フォトコンテスト」。風景写真の分野において最高の栄誉の一つであり、プロ風景写真作家への登竜門とも言われる「前田真三賞」。風景写真 Award は、隔月刊『風景写真』(発行:風景写真出版 発売:ブティック社)が主催する風景写真の二大コンテストの受賞作品展です。 第16回の本選には、昨年のクオリファイを通過した80名のうち72名が挑み、今森光彦、竹内敏信、前田 晃、『風景写真』編集長石川 薫の4人により審査が行われ、里の風景をテーマに作品を紡ぎ上げた松尾清嗣氏の「やまと里景色―活きづく情景―」の受賞が決まりました。松尾氏は、第15回では惜しくも最終選考で敗れましたが、足かけ4年、二度目の挑戦で見事受賞を手にしました。本展ではその受賞作30点と『風景写真』フォトコンテストの受賞作品を展示します。フォトコンテストの受賞作品は、毎号誌上を飾った最優秀作品の他、新しくスタートした「ザ・マスターズ・フォトコンテスト2010」の受賞作品が展示されます。



【 隔月刊 『風景写真』 誌上フォトコンテスト 】
1989年に本誌の創刊と共にスタート。風景写真だけに対象を絞ったコンテストは当時まだ珍しく、作品発表の場を求めていた風景写真愛好家に絶大な支持を得ました。その後の風景写真ブームにより、今では風景や自然写真のフォトコンテストは珍しくありませんが、本誌のフォトコンテストはその最高峰として、アマチュア風景写真作家の憧れであり、大きな目標となっています。また、『風景写真』フォトコンテストにおいて、過去に卓越した成績をあげた方のみが参加できる「ザ・マスターズ・フォトコンテスト(通称:マスターズ)」を、2010年から新たにスタートしました。過去に年度賞を受賞した人のほか、前年度の総合獲得ポイントが上位30名以内に入っている人のみが参加できる特別なフォトコンテストです。

【 前田真三賞 】
1993年に風景写真新人杯としてスタート。一つのテーマに貫かれた30点の組写真によるハイレベルなコンペティションです。1999年度(第7回)からは、風景写真界の巨匠であり、賞の創設にも関わった故・前田真三氏の功績を称え、「前田真三賞」に改称しました。また、15回の節目を迎えた2007年度からは選考が二年にわたって行われる方法に変わりました。その理由は、30点一組という厳しい条件にとまどう応募者に配慮し、挑戦に向けての初めの一歩を踏み出しやすくすること。そして、二度の選考の過程で応募者が長編を組むことについて考え研究する機会を設けることで、前田真三賞の水準をより高めていきたいという考えからです。

[主な受賞者]
上杉満生「琵琶湖畔」(第1回1993年)、川隅 功「四季樹景」(第2回1994年)、辰野 清「渓水―瀬音が聞こえる―」(第11回2003年)、米 美知子「八甲田森話 森に流れる時間」(第12回2004年)、窪田諭人「奥吉野・魅惑の渓谷」(第13回2005年)

[前田真三について]
1922年、東京八王子に生まれる。終戦後、ニチメン㈱に17年勤務した後、1965年に退社。1967年に写真撮影、リース、販売を目的とする㈱丹溪を設立し、プロ写真家としての活動をスタートする。40代からの遅いスタートであったが、「出合の瞬間」(毎日新聞社)「一木一草」(グラフィック社)「塔のある丘」(講談社)など、精力的に写真集を発表し、風景写真の第一人者としての地位を確立する。個展、写真集以外にも、ビデオやレーザーディスク、CD-ROMといった多彩なメディアで作品を発表し、風景写真の魅力を多くのファンに伝えてきた。その活躍により、今日の風景写真隆盛の礎が築かれたと言っても過言ではない。1998年11月21日、惜しまれつつ逝去。しかし、その作品は今も多くのファンの心を魅了し続けている。

  

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